人材不足が日本の会社を覆う。カリスマ社長が「採用」より大事にしていること
希代の経営者が語る、右肩下がりの時代を生き抜く働き方改革 第9回
会社がヒマなときに採用したパートは、辞めやすい
「会社がヒマなとき」に採用したパートと、「会社が忙しいとき」に採用したパートでは、どちらの定着率が高いと思いますか?
答えは、「忙しいとき」です。
会社がヒマなときに採用したパートは、定着しにくい。なぜでしょうか。
社長や幹部に時間があるので「細かいことまで教えすぎる」からです。一度にたくさんのことを教えるから、ストレスを感じて辞めてしまうのです。
反対に、忙しいときは、少しずつしか教えられないので、パートは段階的に覚えることができます。
花は、水をあげすぎると根が腐る。あげないと枯れる。パートも同じです。ちょうどいいのは、「手を離して、目を離さない」ことです。
新人パートを指導する場合は、「自分が教えたいと思うことの3分の1程度」からはじめて、できるようになってから、教える量を少しずつ増やしていくのが正解です。
<『儲かりたいならパート社員を武器にしなさい』より構成>
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